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3DCG設計室

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2015.12

やってしもうた

福岡西区から役目を終えて帰るとき、三瀬峠越えと思いきや唐津平坦ルートで帰ることにした。三瀬越えだとトンネル代310円、唐津まわりだと有料道路代210円。佐賀県側の有料道路が無料になったのでガクンと通行料が下がった。到着時間は同じだ。小さな満足感で心満たされ高架道路を「フンフフ~ン」と料金所にさしかかる。ここはいつも通りのETCゲートだが、「通行できません」と機械がしゃべりゲートが開かない。「ハッ、ETCカード差し忘れた」あわてて差しても後の祭り、開かない。後続車がフン詰まって行くも戻るもできん。「しもうた…」と思っていると誰かがささやいている。「もう少し前に車を進めてくださぁ~い」。見るとゲート横のモニターに係りの人が映っている。「はいはい、カードの差し忘れですね。確認しますから差し直してください」。入れたつもりで入れていない、「とにかく明るい安村」の逆パターンは見たくないが、みなさん「大丈夫ですよ」

後ろの人、こっち大事。

2015.11

727

ようやく今月三菱リージョナルジェット旅客機の初飛行が無事成功した。名前がMRJのままかどうかは知れないが、ボーイングでは727、747、787など数字三桁の名前が定番だ。しかしこの数字には嫌な思い出がある。小学校1年生の時、算数のテストで「7」と言う数字を書いた。しかし不正解のバッテンをもらった。先生のところへ行って「答えは合っている」と言うと、最初に縦棒のつく2画の数字しか教えていない、だからこれは「しち」ではないと言われる。「ボーイングの旅客機に727と書いてある」と言って食い下がると、急に席を立って黒板に大きく「7」と書き「みなさんこれは「しち」とは言えません」などと教室の子供らに向かって大声で説明しはじめる。さらし者だ。狭い領域でみればそうかもしれないが、理屈の通じない世界を子供心に感じた記憶がある。

僕が書いたのは「セブン」で、「しち」じゃないけどな…
画像:MRJホームページより

2015.10

秋は夕暮れ

とは言うものの、朝もいいなと思った。この日は朝からある地区へ向かったのだが、天気がよくわざわざ見に行くこともない有明海がフロントグラス越しにキラキラ輝いて見える。潟の泥臭いイメージ(色はグレー)しかない私には以外や新鮮で単なる移動運転も気分が良い。国道をそれてわき道に入りこの先に目的地が見えるところだが、ちょうど色づき始めた紅葉とまだ緑色の葉が太陽に照らされて綺麗だったので、思わず車を止める。たぶんこの瞬間は時間と季節と天気と、その時の気分と、いろんなものが重なり合ってのことなのだろう。少し早く着きそうだったので車を降りて写真を撮る。又来ても出会うことはないだろう。写真を撮っていると地区の住人であろう軽トラが横を通り過ぎるが、向きが反対なので「何やっとん?」て感じだったと思う。同じ場所時間でも彼にとっては日常、私にとっては非日常。なんだかおもしろい。

ちょい遅めの朝

2015.09

エコで儲かる?

少し前の新聞に太陽光発電の廃棄物が2040年度に77万トンという記事があった。流行りだした頃業者は売電で儲かると言い「故障しなければ半永久的と言われています」などと言っていたが、記事に寿命は25年と書いてある。そういえば、とある会社の大型太陽光パネルが全部取り外されていてビックリしたが、ほどなく再設置されていた。設置後20年くらいだったろうか。2040年度には埋め立て処分されるゴミの6%を占めると言い、今後リサイクルが確立されなければ全て埋められていくそうな。今後の製品の長寿命化はあり得るだろうがどのみち壊れる。埋めては処分費、リサイクルが確立されても処分費、そして埋立地は山中の谷と決まっている。皮算用は始まっていると思う。

うまい(上手い)話

2015.08

夏はオカルト

その昔パソコンモニターはブラウン管だった。それが仕事中にチラチラして、そのうちパソコンが勝手にシャットダウンした。エアコンで部屋はそこそこ冷えているが霊気は感じられない。ということは外があやしい…。外へ出て周辺環境に目をやると太い電線が架線されている。そう言えばなにやら工事してたっけ。察しは付いたので電磁波を測定すると残念な値(WHO)だ。オール電化住宅と高気密高断熱住宅が流行り、夏休みでエアコン全開、夏の甲子園中継も重なり電流がピークだったのだろう。これでナニがナニになっても因果関係は証明できないが、某電力会社にナニがナニだと相談するとほどなく解決。知らぬが仏と言うが、仏になる前に気づいて良かった。

邪悪な影が…

2015.07

真夜中のセミ

寝る前に急にセミの鳴き声が耳に入ってきた。それまでも鳴いていたかは定かでないが、少し離れた隣家の方からだ。見るとカーポートの明かりが点いているので明け方と間違えて鳴いているのだろう。ふと家の庭の柿の木が気になって見てみると一匹もいない。どうやら家の木は寝床ではなさそうだ。そのうち隣家の住人もうるさいと思ったのかカーポートの明かりが消えた。これで止むだろうと思ったが小さな玄関灯に反応しているのか鳴きやまない。まぁそのうちにと思ってふと気がつくとパタッと鳴き止んでいる。セミもようやく判ってくれたかと隣家を見ると玄関灯も消えて真っ暗。まっそういうことだ。

隣のことは気にしとらんばい

2015.06

「セコウ」じゃないよ

今月、改正建築基準法と改正建築士法が施行されます。ご存知ですか?とパンフレットが出来ているが、建築主が自らこのパンフレットを手にすることはほぼないと思われる。だからご存知ですか?というパンフレットがあるのをご存知ですか?というパンフレットが必要になるだろう。ところで「施行」の読み方は一般的には「セコウ」ですが、法律用語としては「シコウ」になります。ニュースでも時々「セコウ」と言っています。調べると「セコウ」でも良いなどと書いてあります。しかし「シコウ」にこだわりたい。私が知ったのは学生の時だが、今も「シコウ」と読むたび、ぐっと「シ」に力を込める教授の声が聞こえてくる。

「シコウ」だよ

2015.05

道での遭遇

連休のある日、交差点の信号待ちで停車していると、左からこちらへ曲ってくる中年男性の車の運転手の顔に見覚えがあった。「んん、見たことある顔だぞ。誰だっけ?」。ほんのコンマ何秒かのうちにどんどん近づいてくる。なんとなく相手もこっちを見ているぞ。ヤバイ!もし仕事関係だったら無視する訳にもいかず、かといって知らない相手だったら…。あれっ、あれっとすれ違う直前まで接近した瞬間…、なんのことはない中高部活の同級生だった。途中経過を知らんからなぁ、いきなり現れてもらっても困る。シュタッと手を上げてハローバイバイ。お互いさまかな?

たっ、確かこんな感じでした!!
(Web上のフリー画像を拝借)

2015.04

いつものがなかったので、いつものところで

四月になったらなんだか色々なものが値上げされた。アベノミクスで必死にインフレにもっていこうとしているが、売上げを伸ばしているスーパーは低価格戦略だと言うニュースがあった。値上げだけならまだしもスーパーの商品も何やら入れ替えがあって、いいなと思っていたレギュラーコーヒーが店頭から消えていた。好みを探すのにときどき飲み比べていたが、味わった瞬間にこれからはこれにしようと決めた。試してみると同一傾向の味になりがちな普及品の中では独特で好みの味だ。個人的には大発見である。今月も“いつもの”と買いに行ったがそれでもまだ三度目。消えた陳列棚を前に呆然…、あぁ。

迷える子羊よ、いらっしゃい
(by amazon)

2015.03

伊能忠敬

唐津で「伊能図全国巡回フロア展」が開催された。「あー、測量して日本地図を作った人ね」だけだったら行かないが、地図の上に乗って見れるというので行ってみた。海岸線を主に測量したので地図もおのずと強調され、日本は海岸線の国だとしみじみ思う。☆の記号は天体観測を行った地点と言うが、天とか星と書かずに☆マークを描いているのは面白い。北海道はほとんどアイヌ語でカタカナ地名だ。人生50年の時代に55歳から17年かけて、コンビニも道の駅もない時代に道無き海岸線をたどって行ったと思うと相当の苦労があったと思うが、実は結構面白かったのではないかと思う。付いて来いと言われたら多分行くナ。

我が村。by inou_zu google

2015.02

孫左衛門

「なんだこれは!」。「ウェイクだよ」って車のCM(ダイハツ)じゃないが、思わずそう言いたくなる。住宅瑕疵保険の検査員で県内を動くことがあるが次の現場は孫左衛門だった。見当が付かないので住所からカーナビをセットしようとするが出てこない。カーナビが古いってのも原因かも知れないが、仕方なく検査資料の案内図を元にグーグルマップで場所を確認。それを元にカーナビセット、「あー面倒くさい(←新しいの買えよ)」 地名にはいろいろ由来があることが多いが孫左衛門ってねぇ、なんの由来だろうか。

この辺(R444)。by google

2015.01

ひつじのあつもの

ひつじ年です。商売っ気のあるところはどこも羊を絡めてくるけど、羊羹で有名な隣町の和菓子店は、「羊羹の起源はひつじのスープといわれております」と感謝祭の案内ハガキに書いてきた。確かにうんちくとして覚えておきたいが、本当のところは原料が小豆になったところで別物になってしまったとも言える。しかし商売人は似ているからと羊羹を商品名とすることにした。そのうち認知され、羊羹と書いてひつじのスープという人はいなくなったが、いまどきはこれを羊羹で売ると景品(食品)表示法に引っ掛かってしまうかも知れないと、いらぬ心配をしている年の初め。

牛?寅?いいえ羊です。

日々のムダな行動、ムダな思考、ムダな感動のなかから、選びぬかれたムダ話を月いちで。