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3DCG設計室

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2016.12

早めの点灯

自動車免許を取得した当時、シートベルト着用は義務化されていなかった。しかし教習所で着用して理にかなった装備だと思い、免許を取ってからもシートベルトをして運転していた。が、シートベルトをして運転していると笑い者になる時代だった。対向車ですれ違いざまに歯を見せて笑うカップルもいた。今の時代は早めの点灯だろうか。これに初めて気づいたのは長崎を走っていた時の電光掲示板だった。当時佐賀でも福岡でも見かけなかったと記憶しているが、それ以来夕暮れは早めに点灯し、その後雨天でも点灯するようになった。県内も今ではそうやって走っている車が増えてきているが、まだ半数くらいだろうか。点灯して対向車に笑われることはないが逆に言うと他人のことには無関心な時代なのかも。早めの点灯は前照明の目的ではないので、点けなくても自分が走る分に支障はない、まだ見えている。しかし自分が見るために点灯したらタイミングとしてはNG。何かとせわしく混雑する年末年始、早めの点灯で厄払い(事故防止)といこう。

「誰そ彼?」の前に

2016.11

狙ったつもりが

目の前のローカル線に、佐賀コース初運行の「或る列車」が来るという。小さい頃、蒸気機関車に手を振っていたのが乗り物好きの始まりだろうか、やはり見たい。せっかくなのでカメラ持参だが、そうなるとどこで撮ろうかと考え出す。別に撮影を生業にしている訳ではないのでスナップで良さそうなものだが、自分で自分を締めるのは性格かもしれない。他人に迷惑掛けるでもなし、やらせてもらおう。予定時刻(ちょっと遅れて来た)が仕事中なので遠くに行く訳にもいかず、ふと近所の跨線橋を思いついた。ここからだと真正面アングルだ。さすが自分と自分を褒めつつ、場所取りに少し早めに出ると自分ひとりで恥ずかしい気もしたが、そのうちわらわらとご近所さんも出てきてそこそこ盛況。ちょっと撮り損ねたがとりあえず狙いの一枚。

連写するのを忘れてた
2016/11/23 12:10

2016.10

「私、ブラックなので」

ずいぶん前、行ったついでに博多駅横のヨドバシカメラでPC液晶モニターの下見をしていた。少し専門的な使い方を想定して、液晶駆動方式の見え方の違いを確認する為にだ。二機種に絞って比較していると女性が近寄ってきて「どれか決まりましたか」と聞いてくる。予算的には三菱だが少し足してナナオにするもの悪くないと迷っていると話した。すると良い提案があると言う。「おお、今日は何か特別な日で、セールでもやってくれるのか」と期待して耳をかたむけると、「高い方を私がクレジットカードで買いますから、安い方の代金を私に払ってください。そしたらその商品はあなたのものになります」と言う。…何言ってんのかな?(わからん) 理解に努めていると「私の言っていること分ります?」と言う。たまに制服でない販売員もいるので間違えたが、その女性は全く関係のない一般人だった。そうして見ると、容姿は清楚な感じにコーディネートされつつも何となく独特のオーラを醸す、未婚とも既婚ともつかない女性だった。話を聞くと、「私はクレジットカードしか持たされていないので現金を持ってみたいのです」と言う。 …しか持たされていないって何?? 誰に? ハッ、博多湾!

色がね…
※田舎者の余計な心配

画像:グーグルストリートより

2016.09

クモ鳴く?

トイレに行こうと廊下に出たとたん、足元をサッと影が動いたような。目を凝らすと行き止まりの廊下の隅に例のデカイのがいる。益虫らしいがパッと見で損をするタイプだ。しかし危険を察知して隠遁の術を使っている姿を見るといじらしくもある。そんな訳で逃がすことにしたのだが、そっと近づいて両手でサッと捕まえると「あ~逃げられん」と思ったのか、捕まえる瞬間に「キュッ」って言った。「あれっ、今鳴いた?」空耳かなと思って振ってみるが、鳴かない…。外に放り出した後、現場検証してみるが床鳴りとかはしていない、音が鳴るようなものも身に着けていない、骨がコキッと鳴った感じもない。でも、確かに鳴いたよねぇ。

両手で捕まえるときっと鳴くよ

2016.08

夏休み

県立博物館の屋外に彫刻の森というのがあって、古賀忠雄先生の作品が展示してある。彫塑じゃないか?と思ったら、日本では同じ彫刻でくくられるらしい。それはそうとして、学生の時選択科目で彫塑を取った。四人だった。欧米では建築学科は美術系だと聞いていたが、やはり日本は工学系なのだ。で、彫塑なのだが素人相手にはとりあえず「やってみなはれ」的な実践形式、そんなこんなで胸像を作っている最中に夏休みになった。皆、崩して粘土箱に戻すのだが、せっかくなので夏休みに居残って完成させた。本来はこれの型を石こうで取り、その型に石こうを流し込んで後ろの手本のような像にするのだが、それは夏休み明けの後期授業におあずけとなった。女性モデルを題材にとの予告付きで。

・・・ 頭部モデルやった

2016.07

アスリート

ワイパーで雨を掻き分けながら走っていると左カーブ前方道路際にかす巻きが落ち…て、いや動いた!ナマコ発見。でも「こんなところにナマコはおらん」と一瞬で訂正しよく見るとモグラだった。長さ20cmくらいの丸々と太ったモグラが、知ってか知らずかアスファルト道路という危険地帯をものすごいスピードで横切っている。小さな手がクルクル動くその姿はまるで競泳のクロールだ。反対車線にはみ出してモグラを避けた後、雨の中捕まえるか写真を撮るか悩んでいるうちに、バックミラーの中に道路を渡りきって茂みの中に入っていくモグラが映った。

視力はほとんどないと言うが

2016.06

ハイ、あなたこっち

大いに久しぶりにレンタルショップに行った。ナウでヤングなCDを借りようと邦楽ポップスのコーナーへ行くが無い、行ったり来たりしても無い。仕方なく店内を探すと…「なんだここにあるやん」 よく聞いていた歌手のCDが勢揃いだ。その先に演歌やらなにやらが続く。ふと違和感を感じて見上げると「大人の邦楽」でくくられている。「あぁ、俺たちの聞いていた曲は懐メロかぁ」 てっきり懐メロは親の世代の曲と思っていた。認識が停止していたということだが、容赦ない非情さで気づかされる今日この頃。

周りからすれば、違和感と思うことに違和感なんだな

2016.05

断捨離のつもりが

部屋を片付けていると、宮崎駿の映画ポスターを模写した小さなパネルが出てきた。学生のとき漫画研究会の友人を真似て描いたことがあったからだ。「そういえば絵の具あったよな」押入れのダンボール箱を探してみると…、あったあった。建築パースはホルベインの透明水彩が定番だが漫研はターナーのポスターカラーだ、懐かしい。ごそごそしていると色々な画材道具が出てきて、その中にスケッチブックがあった。ぺらぺらめくると…、「わォ」10代の原田知世ちゃんだ。我流でただひたすら対象に向き合うだけだった気がするが、その間は無の心地よさもあったように思う。箱の底からトンボ鉛筆「MONO」の新品が出てきた。「ムッ、ムムムムムム」だ。紙と鉛筆さえあれば何とかなる。

密かに谷(田村)亮子を美人にしたら、と思っている

2016.04

あきらめが肝心?

一年半前に刃を交換したシェーバーのスイッチが壊れた。修理の為に問合せると2006年に製造終了しており、部品が無く修理不能との返事。ならばと分解してみた。すると基盤のスイッチを押すための棒の、根元で支えている部分が折れていて、スイッチに届かないだけだった。「んん、接着剤で固定すれば直るかも??」 電子回路が壊れている訳ではなかったので子供の工作レベルの話だ。しかし慌ててはいけない。プラ部品の樹脂によっては付きが悪かったり溶けたりするので安易に瞬間接着剤系にはいかず、ベーシックなセメダインゴム系を選択。糊状態が少し固まったところで押し付ける。だいたいが紙の上(パソコン)に線を引くイメージな仕事なので、いきなりリアル作業で問題解決をやると気分は「下町ロケット」、いや…「JAXA」だ。しばらく放置して固定させ、元通りにしてスイッチを押すと軽快に動きだした。

「ひとみ」ガンバレ!
しかし
28日運用断念(ASTRO-H) JAXA
だが
「ひとみ2」打上げ検討 JAXA 6/22
すると
「ひとみ2」2020年打上げ計画発表予算要求 JAXA 7/14

2016.03

卒業式

甥っ子の大学院卒業式だった。これまでどの式にも行ってなかったので最後だけはと思い行って来た。たまたま隣に居合わせた年輩の女性と話す機会があり、聞くとご主人が大学院の卒業式と言う。そしてご主人に誘われて自分も同じ大学院の学生とのこと。とても若く見えたが年齢は70代と聞きびっくり。話のきっかけは女子学生の袴姿で、なぜ着物姿がないのかであった。我ら着物派である。そしたら卒業証書授与式で医学部の代表が着物姿で舞台に上がった。「やっぱりいいですねぇ」と意気投合すると、その女性は「私、卒業式は着物に決めました」とキッパリ。そこで「ですよね。若者にガツンと一発やってください」と応援したら大笑いしてた。

見ている側はお花見気分

2016.02

皆様の声

父が2週間ほど入院することになり、とある病院へ時々通うことになる。ある日トイレで用を済ませてエレベーターホールへ行く途中、壁いっぱいの貼り紙の中に「皆様の声」というのがあった。掻い摘んで読んでいると、罫線をはみ出したたどたどしくも大胆な子供の字に目が留まる。「ごはんがおいしくて、なみだがでるほどおいしかったです。7さい」思わずニンマリしてしまった。「家で何食べとん?」と展開するのは漫才になるが、この子の素直な気持ちと、親御さんのあたたかい眼差しを感じて「ほんわか」なった。食事出している人達にも届いているだろうか?この子がどの診療科で入院したのかで「おいしかった」の意味も変わってくるが、これからは病院の外でおいしかったをいっぱい味わって欲しい。

7さいと 「しち」の縦棒 書く良い子
(2015.11)

2016.01

にんにん(人人)

佐賀市内は古い道路環境のまま交通量が増えている幹線道路が多いが、そんな道はなんだか走りにくい。先日右折信号のない交差点で、右折しようとしている初心者マークの軽の後ろにつけたが、そのドライバーは直進してくる車に気を取られてか信号が赤になっても気づかない。「オイオイ」と思っていると、交差方向の信号が青になってやっと動き出した。交差点の中で止まるわけにもいかず付いて行ったが、モタモタした様子が青信号側のドライバーの気に障ったのだろう、右折レーンをクラクションを鳴らしながらわざわざ突っ込んでくる。ありがちなパターンだが、「老若男女車が増えりゃ思い通りにならんこともあるよ」

にんにん(忍忍)

日々のムダな行動、ムダな思考、ムダな感動のなかから、選びぬかれたムダ話を月いちで。